冬休み⑪ 秋田にて。

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 それにしても……と、慨嘆はやや深いです。こんなものを口にしているのは、日本中探してもうちだけだろうなと。ハタハタのなれ鮨しです。県魚ハタハタを、にんじん・しょうが・ふのり(海草の一種)とともに、塩と麹で漬け込みます。食べられるまでに十日間くらいでしょうか。ごくごく浅い鮒鮓しと思っていただければよろしいかと。しょうが醤油でいただくのが、私は好きです。冬の秋田に欠かせない保存食の一種です。謎といえば、そもそもどうしてこのハタハタという魚が、冬の荒れた日本海の沿岸の中から、わざわざ秋田の磯「だけ」を選んで産卵に押し寄せるのか、そこからして分からないのです。目の前の海に魚が湧き立っているわけですから、そりゃあ採りますよね、漬けますよね。先人の知恵としては。一匹丸のまま漬け込んだものを焼けば、お弁当のおかずにもなりますし。冬の間中、このお魚とお付き合いが続くわけです。いやはや。私の子供時代に比べれば、現在は漁獲量もずいぶん減ってしまいましたが。

 乳酸発酵って偉いです。こちらは夏の「ままづけ」。「まま」は、秋田弁で「ご飯」の意味です。すなわちご飯の漬物ですわ。謎だ。
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 明日4日は移動日となりますので、お休みさせていただきます。みなさまのお正月はいかがでしたか。私は、目を病む母と、ひさしぶりに長い時間を一緒に過ごしました。ひとつ家に一緒にいれば、そりゃあいろいろありますが、それも含めて嬉しい時間でした。
by seibo_kouichi | 2012-01-03 00:02 | 日曜版

京都聖母学院中学・高等学校 軽音楽部 オフィシャル・ブログ


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